ちょっと一息

ハッピーキャリアの作り方 Vol.6

自分らしい方向性や可能性を見つける新ツール

[2008/10/28]

 「仕事にやりがいを感じたい」「幸せな人生を送りたい」というのは、誰にも共通する願いですよね。でも現実的には・・・うまくいかないことだってあります。
 実際、みなさんは今、なんとなく次のように感じていませんか?
  「この仕事は自分に合っていないかも」
  「数年後の自分をイメージできない」
  「今のままだと将来が不安・・・」
 特に、20代のビジネスパーソン、再就職を考えている人などは、そうした悩みを持つ傾向が高いようです。また、悩んだ末、
  「でもなあ、たいした経験も能力もないので仕方ないか」
  「バリバリ働きたいけれど、家事はどうするのよ!」
 という気持ちに覆われることもあるでしょう。
 でも! どんな人にもオリジナルの興味や価値観があります。ただ、それを意識して整理したことがないだけなのです。
 そうしたスッキリしない日々を送る方に向けて、日本マンパワーでは新しい講座を開発しました。名付けて『キャリアカウンセラーと一緒に探す わたしのキャリア』。この講座を受ければ、きっと、心の中に眠っていたエネルギーを取り戻し、自分らしい方向性や可能性を見つけられるはずです。その内容をご紹介いたしますので、ぜひご参照ください。


 新講座は、CPS−Jと呼ばれる適職診断検査と、2回にわたるワークから構成されています。そして、みなさんが取り組んだワークに対して、キャリアカウンセラーからメッセージが添えられます。CPS−Jは非常に信頼性のおける検査であり、また、ワークとメッセージは自分に力を与えるツールとなります。

 

−気づかなかった興味、自信のある能力−
 CPS−Jとは、キャリア理論で有名な米国の職業心理学者、ジョン・L・ホランド博士の職業選択理論をベースにして開発され、日本の特性に合うようアレンジされた検査ツールです。この検査から何がわかるかというと、一人ひとりが持つ特有の“興味”と“能力自己評価”です。好き嫌いと自信の潜在意識と言い換えられるかもしれません。
 「そんなこと、わざわざ検査なんかしなくてもわかってるわよ」と思われるかもしれません。でも、自分のことはなかなか見えないものです。それに、最近、そうしたことを整理して真剣に考えてみましたか? ほとんどの人が「ない」と答えるのではないでしょうか。

 ホランド博士は、「人の興味や能力は、おおきく6つのタイプに分けられる」ことを発見しました。6つのタイプとは次の通りです。
 ●企業的タイプ
  他の人たちと仕事をするのが好きな人
 ●慣習的タイプ
  具体的な数字やデータなどを細かくチェックするのが好きな人
 ●現実的タイプ
  物や道具を使って何かを操作することで、何かを作ったり、修理することが好きな人
 ●研究的タイプ
  観察したり、研究したり、理解したりなど、「頭」を使って仕事をするのが好きな人
 ●芸術的タイプ
  音楽、言葉、物などを使って、芸術的なものを作ったり表現したりするのが好きな人
 ●社会的タイプ
  一人で仕事をするよりも、人と一緒に仕事をするのが好きな人

 上記のほか、それぞれのタイプによって、得意なこと、やりがいを感じること、性格の傾向などがわかります。また、これを6角形で表現することで、各タイプを類型的に捉えることができます。


タイプが近いほど「似たタイプ」で、遠くなればなるほど「似ていないタイプ」


 CPS−Jを受ければ、あなたの“興味”と“能力自己評価”について、6タイプがグラフ化されます。つまり、自分の「心の中」に隠れていたタイプが手にとるようにわかるのです
 しかも、この6タイプは職業やキャリアの方向性と密接に関係しています。それを図示したものは“ワールド・オブ・ワークマップ”と呼ばれますが、これによって、あなたの適職の方向性までわかります。


ワールド・オブ・ワークマップで示す検査結果例


−「心の中」をていねいに観察−
 2回のワークは、この検査結果を振り返りから始め、みなさんご自身に“ライフラインチャート”や“強みやリソース”“理想の未来の自分”などをシートに書いていただきます。具体的にどのようなことを書くのか、イメージしづらいと思いますが、どれもリラックスして、楽しみながら書けるものばかりです。

 たとえば“ライフラインチャート”。これは第1回目に取り組むワークのひとつで、「生まれてから現在までの満足度」について、1本の曲線で描きます。縦軸を満足度、横軸を自分の年齢として、これまでの人生を振り返りながら波のような線を書いてみると・・・。山の部分や谷の部分に共通性が見い出され、今まで気づかなかった興味・能力・価値観などを発見できることがあります。
※ライフラインチャートの詳細については、下記をご参照ください。

自分の特性を見つける「魔法の曲線」

また、“理想の未来の自分”というのは、第2回目のワークで取り組みます。
 このワークでは、すでに第1回のワークで発見した「自分らしさ」に基にして、未来の自分の理想像をシートに書き込んでいきます。たとえば、
  「私は、○○することを楽しんでいます」
  「私は、○○に囲まれています」
  「私は、○○を手に入れています」
 このように未来の自分をビジュアルとしてイメージし、文字にして書くことによって、
想像以上に心の中が整理されます。
そして、さまざまなことを前向きに考えられるようになるでしょう。きっと、みなさんが将来を好転させていく自助となるかと思います。

 もちろん、ワークはこれら以外にもあります。そして、みなさんが取り組んだワーク一つひとつをキャリアカウンセラーがじっくりと拝見し、それぞれについてメッセージをお送りします。いわば、シートを媒介にしたカウンセリングだと言えるかもしれません。

 この講座が終了すれば、おそらくみなさんの心は今よりスッキリするはずです。なぜなら、自分では気づかなかった「心の中」をていねいに観察することができるからです。そして、次のような変化によって、新しい仕事や今の仕事に取り組めることを実感できるのではないでしょうか。

 ●今よりももっと自分のことが好きになる
 ●日々の中に、小さな「わくわく」を見つけることができる
 ●今まで描いたことのない楽しい未来を想像することができる

 “自分を意識すること”はキャリア作りに大きな好影響を与えます。そしてそれは、みなさんの気持ちや行動にも表れてくるはずです。

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