健康的に食べて正しくダイエット〜2カ月後の体重は?
[2012/08/29]
「着られる服がどんどん少なくなっていく」と、ウエストまわりを気にし始めたAさん(女性)。でも、お菓子が大好きで、仕事の合い間にスナック菓子、夕飯前におまんじゅう、就寝前にカステラ、などの間食生活を送っていました。当然、ウエストはますますきつくなっていきます。
そんなAさんが一念発起。「無理なく、リバウンドなく、健康的にやせられる」という日本マンパワーの通信講座、「管理栄養士による『食事日記』指導つき!実践ヘルスケアコース」に取り組みました。なぜなら、彼女は同講座の教材開発担当者だからです。自分の身をもってダイエットの効果を試そうというわけです。
彼女がBMI(体格指数)を基にして設定した目標は、体重を5.5kg減らすこと。その目標を達成するためには、1日の摂取カロリーを1450kcal程度に抑えることがポイントとなります。しかし、ダイエット開始から2カ月間、摂取カロリー目安1450kcalを下回る日は「1日もなかった」ようです。
その奮闘状況とダイエットの効果はいかに?
●今回お話を聞いたのは・・・
株式会社日本マンパワー
キャリアクリエイト部
熊谷 史 さん
特別な食事制限やトレーニングは不要
ダイエットを始めるにあたって、通信講座「管理栄養士による『食事日記』指導つき!実践ヘルスケアコース」を改めて読み返し、正しいダイエットの原理を再確認しました。そして、自分の食生活を反省。目標体重を設定し、「やせるための摂取カロリー」目安を頭に刻み込みました。
こうして私のダイエットが始まったわけですが、特別な食事制限やトレーニングをしたわけではありません。実行したことは、毎日朝と夜の2回体重を測ること、『食事日記』をつけること、食べ方を工夫することくらいです。
食べ方の工夫は、人によって少しコツが違ってきますが、私のケースを正直に打ち明けます。かなりズボラなダイエットでしたが、効果は確実にありますので、ぜひご参考にしてください。
開始当初、食べ過ぎの自分のびっくり
『食事日記』をつけ始めてまずびっくりしたのは、「今まですごく食べ過ぎていた」ことを思い知らされたことです。1日の摂取カロリー目安が1450kcalなのに、私の初日の摂取カロリーは2073kcal。目安の1.5倍近く食べていました。自分では「食べ過ぎ」だと思っていなかったのに・・。この無意識が肥満の原因だったようです。
特に食べ過ぎていたのは、間食のお菓子です。ですから、なるべくカロリーの低いお菓子を食べることにしました(お菓子をやめることは無理です)。効果を発揮したのは「干しいも」です。カロリーが低く、お腹も満たされるので、おすすめです。
また、「昼食をバランスよくしっかり食べれば、間食の量を減らせる」とのことから、昼食には仕出し弁当を食べることにしました(丼ものや麺類は炭水化物の摂取量が増えがちになります)。
5日目の土曜日には友人とちょっとした昼食会になり、2765kcalと爆食してしまいましたが、1週間の平均ではダイエット前に比べてかなり摂取カロリーを抑えられたようです。1週間で500gやせることができました。
もっとも、体重は増減しやすく、朝と夜との比較でも1〜2kgの差が出ることは少なくありません。「1週間で500g減量」というのは、私の感覚的な数値です。
>>1週間目の詳しいレポートはコチラ
https://biz.nipponmanpower.co.jp/ps/choose/column/details.php?col_id=RQAEGSM7
2週目、体重減少の停滞期
1週目にも感じたのですが、『食事日記』に摂取カロリーを記録していくのは、少し面倒です。そのため、間食が減りました。なぜなら、「間食したらカロリー書かなきゃ」と思うと、書くのが面倒なので食べるのを控えるからです。
また、テキストのアドバイス通り、お菓子を食べたくなったら、「気のせいだ」と思ったり別のことを考えたりして5分間がまんしてみました。すると意外なことに、食べなくても平気になることがありました(食べてしまうこともありましたが)。
夕食については、「刺身はカロリーが低い」ことを発見しました。ですから、昼食で油ものが多かった日は、夕食を刺身にするなどの工夫をしました。
ところが、そんな工夫とは裏腹に、2週目はほとんど体重を減らせませんでした。むしろ増えたかもしれません。
でも、テキストを読んで「減量中には停滞期がある」ことを知っていましたので、がっくりすることはありませんでした。停滞期はダイエット中に何度も来るもので、少ない摂取カロリーに体が慣れようとしている証拠です。停滞期の後には必ず減量期が来ると信じて、『食事日記』への記録を続けました。
ダイエット開始日に比べて3kg減量
3週目に入ってすぐ、ダイエットの反動のせいか、食欲に歯止めが効かなくなって体重が増えてしまいました。でも、その後は面白いように体重が減少。最も体重が少なかった日は、ダイエット開始日より3kgも減っていました。
また、この頃から取り組み始めたのが「歩くこと」です。といっても、自宅から駅までの自転車を徒歩に変えただけです。ほんの15分程度ですが、健康にもいいので続けることにしました。
うれしかったのは、職場の人から「最近ちょっとスッキリした?」と言われたことです。それに、ウエストの都合で着られなかった洋服が、何着か着られるようになりました。体重同様、ベルトのきつさは前の日の摂取カロリーを如実に反映しているように思います。
食事日記の添削で講師からアドバイス
4週目に入ると、また停滞期・・というか、私が摂取カロリー目安をほとんど守れていないせいだと思いますが、体重が増え気味になってきました。自分では「たいして食べていない」と思っていても、食事日記に書いてカロリー計算すると、意外に高カロリーなことが少なくありません。
そこで、講座の任意提出課題を利用して、講師の先生に添削アドバイスをお願いしました。食事日記3日分を郵送すれば、先生からその人に合った講評をいただけるというものです。
先生からは非常にていねいなアドバイスをいただきました。その中でも私が参考になったことは、次の2つです。
●夜のお菓子はすぐ脂肪になるので、可能なら朝摂るように
●朝・昼に摂ったカロリーを大まかに計算した上で夕食を摂る
このアドバイスで、就寝前のお菓子をやめることにしました。「朝起きたらお菓子を食べてもいいんだ」と思うと、楽しみが増えました。
また、 (1日の摂取カロリー目安)−(朝と昼に摂取したカロリー)
を計算して、夕食前に「夕食で摂取してもいいカロリー」を知っておくのは素晴らしい方法だと思いました。この方法なら、予想外のカロリーオーバーになることを防げそうです。
何もしなければ体重は増えていたかも
ダイエットを始めてから5週間強の私の体重推移はグラフの通りです。
おおよそ1カ月で1.5kg減量できたことになります。その後の1カ月は、ほぼ横ばい状態で今に至っています。目標の5.5kg減には及ばない結果ではありますが、食事日記ダイエットをしていなければ、もしかすると体重が増えていたかもしれません。それを考えると、1.5kg減でも喜ぶべきだと思います。
それに、今はおそらく長い停滞期、のはずです。これからも着られる洋服を増やすため、引き続き取り組んでいきたいと思います。幸い、1カ月近くカロリーを記録していると、「これはだいたいXXXkcalだな」とわかってきます。食事の工夫の仕方もつかめてきましたので、ズボラでお菓子大好きな私でも、「気がついたら太っていた」ということはないと思います。
私のダイエット・レポートは以上です。ご参考になりましたでしょうか?
通信講座「管理栄養士による『食事日記』指導つき!実践ヘルスケアコース」のテキストでは、もっと詳しい理論やダイエットのコツをわかりやすく解説しています。テキストの監修者は、肥満・糖尿病の専門医として有名な岡部クリニック院長の岡部正先生ですから、ご安心いただけるはずです。
「無理なく、リバウンドなく、健康的なダイエット」にご関心をもっていただければ幸いです。