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メンタルヘルス・マネジメント検定 第2版公式テキスト 主な改訂ポイント(その2)

2008/07/07

6月12日に、メンタルヘルス・マネジメント検定 第2版公式テキストが発売されました。
第2版公式テキストには、前回ご案内した厚生労働省の指針の主な改訂内容のほかにも、改訂されている箇所があります。
そこで今回は、その他の主な改訂ポイントをご紹介します。

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第2版公式テキストでは第1版公式テキストで「メンタルヘルス不全」と記されていた言葉を「メンタルヘルス不調」に統一しています。
また、若年層のうつや、2003年に厚生労働省から公表された「健康づくりのための睡眠指針」が新しく追加されました。

●メンタルヘルス不調
厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づき、定義をあらためて示します。
「メンタルヘルス不調とは、精神および行動の障害に分類される精神障害や自殺のみならず、ストレスや強い悩み、不安など、労働者の心身の健康、社会生活および生活の質に影響を与えるものをいう。精神疾患のみならず、心身症や出勤困難、職域での人間関係上のストレスや仕事上のトラブルの多発、多量飲酒などを含めた心の不健康状態を総称する用語である」

●若年層のうつ
・若年層を中心に組織への帰属意識が希薄で自己中心的で、他者配慮に乏しく、責任感が弱く回避的で、環境や周囲に問題を責任転嫁するといった社会的に未熟な性格傾向が認められる。
・従来のうつ病に比べ、現代では未熟な性格傾向を背景に会社での適応期間に乏しく、現実問題への対処に行き詰まった結果、無力感・怒り・不満などにより、反応的にうつ状態を呈することが少なくない。
こういったタイプのうつ病の治療は、従来の服薬と休養による心理的疲労を回復させるといった対応では不十分であり、睡眠覚醒生活リズムの確立に向けた生活指導や、帰属意識や役割意識を改善するような精神療法的対応がより重要である。

●健康づくりのための睡眠指針
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 1.睡眠は人それぞれ
  (1)自分にあった睡眠時間があり、8時間にこだわらない
  (2)寝床で長く過ごしすぎると熟睡感が減る
  (3)年齢を重ねると睡眠時間は短くなるのが普通

 2.快適な睡眠は、自ら創り出す
  (1)夕食後のカフェイン摂取は寝付きを悪くする
  (2)「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする
  (3)不快な音や光を防ぐ環境づくり、寝具の工夫

 3.眠る前に自分なりのリラックス法
  (1)軽い読書、音楽、香り、ストレッチ、ぬるめの入浴
  (2)自然に眠たくなってから寝床に

 4.目が覚めたら光を浴びる
  (1)同じ時刻に毎日起床
  (2)早起きが早寝に通じる
  (3)目が覚めたら光を浴びて体内時計をスイッチ
  (4)休日に遅くまで寝床で過ごすと、翌日の朝がつらくなる

 5.午後の眠気をやりすごす
  (1)短い昼寝でリフレッシュ、昼寝をするなら午後3時前の20〜30分
  (2)夕方以降の昼寝は夜の睡眠に悪影響
  (3)長い昼寝はかえってぼんやりのもと
 
 6.睡眠障害は、専門家に相談
  (1)睡眠障害は、「体や心の病気」のサインのことがある
  (2)寝付けない、熟睡感がない、十分眠っても日中の眠気が強い時は要注意
  (3)睡眠中の激しいいびき、足のむずむず感、歯ぎしりも要注意

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そのほかにも、追加・変更箇所がありますので、検定試験に向けて学習する際は、注意が必要です。

なお、第7回検定試験のために、既にお申込み、学習を開始されている受講生の方には、改訂版テキストに対応した教材として、「第2版公式テキスト対応改訂ポイント集」をお送りする予定です。
(誠に勝手ながら、送付対象者はお申込時期により当社で設定させていただきます)

また、本教材は、第1版公式テキストで学習をされている方向けに、数量限定で販売も行う予定です。(8月中旬販売開始予定)
詳細については、次回のTopicsでご案内いたしますので、今しばらくお待ちくだ
さい。

以上
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〜次回は、8月開講でスタートする第2版公式テキスト対応 メンタルヘルス・マネジメント検定 通信教育のご紹介をいたします。お楽しみに!

(株)日本マンパワー 講座開発担当