大学卒業後は、営業職に従事。
資格取得後は営業職を中心としながら、企業内診断士として活動中。
私が養成課程を選んだ理由は、中小企業診断士の資格を確実に得たかったからです。私は2次試験を1度経験しましたが、正直あまり手ごたえを掴めなかったこともあり、もう一年2次試験合格を目指して失敗したら・・・また1次から再チャレンジ・・・等、消極的な発想ばかりでした。2次試験の不合格通知を手にした時、無意識のうちに1次試験合格で一息ついてしまっていたのか、ここまでの苦労がサンクコストになってしまうと強い危機感を覚えました。改めて私はなぜ中小企業診断士を志したのかを自身に問い、絶対に最後までやり遂げるという決意をし、より確実性の高い養成課程行きを決めました。
そして日本マンパワーを選んだ理由は、以下基本方針に共感したからです。
・「理論」と「実務」の融合
・知識は使い磨かれ活かされる
加えて、仕事をしながら通学可能であるため、日本マンパワーでお世話になることに決めました。
日本マンパワーの方針と年間カリキュラム構成が私には非常にマッチしていたと思います。
講義が中心の前半カリキュラムは、1次試験における知識の整理と新たな知識習得をします。最初は慣れない環境のため、色々な苦労はありますが、私の取り組み方としては目の前に与えられた課題を愚直にこなすことでした(正確にはそれが精一杯でした)。講義を受講し理解・整理することももちろん必須条件ですが、それらを後半実施する診断実習で、どのように活かすのかをイメージしながら取り組むことも非常に重要です。
後半カリキュラムの中心は指導講師の方とメンバー8人構成のグループで5回実施する診断実習です。指導講師の専門的な知見や実践ノウハウから学ぶことが多々あるのはもちろんですが、メンバー個々では足りない部分をそれぞれの得意分野で補完し合いながら取り組むため、多面的に学びの場面があります。自身の足りない要素をあぶり出し、メンバーと議論を重ね、現場実践を通じて学ぶプロセスは、まさに「理論」と「実務」の融合を体感できる瞬間であり、私には非常にマッチしていたと感じております。
私の中小企業診断士としての基礎・基盤は、日本マンパワー指導講師の方・事務局の方に支えていただきながら、24人のメンバーで共に学んだ1年間に凝縮されていると言い切れるほど充実した日々でした。
独立を検討されている方へはもちろんですが、企業内診断士をお考えの方にもお勧めいたします。論理的な思考や、物事を分かりやすく相手に伝えるスキル(プレゼンテーション・カウンセリング等)醸成もカリキュラムに盛り込まれております。それらは中小企業診断士という枠から目を転じ、日頃のビジネスシーンにおいても重要なスキルだと感じており、私自身も大いに役立っております。企業内診断士の方には、ご自身のキャリアアップやスキルアップの助力となると思います。
また、現時点で資格取得後に独立するか、企業内診断士になるか方向が決まっていない方でも1年間かけて計画を練りながら取り組むことができます。ただ、いずれの場合でも講義が始まり多忙を極める中においても本質を見失わないよう、どの分野について深く学びたいのか、自分の強み(得意分野)等は受講前に整理されておくことを併せてお勧めいたします。ご自身の取り組み方次第で習熟度に大きな差が出てきます。
そして、24人のコミュニティが大きな自信となり、卒業後は中小企業診断士として自信をもって巣立つことができると思います。
時間的制約(平日夜間2日・土曜日)という点が、一番気になるかと思います。実際、出席率90%以上を維持するには様々な要素で苦労しましたが、私自身心がけたことは養成課程中心の生活リズムをいち早く作るということでした。もちろん、仕事の影響等で講義に間に合わないこともありましたが、出席時間管理については、事務局の方も一緒になってフォローいただけたので安心して取り組むことができました。