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習うより慣れる!『日商簿記検定』

2014/11/01

まず3級、その後に2級へ
 日商簿記検定は、すべてのビジネスの基礎となる資格として社会的認知度が高く、2級を取得すれば、就職・転職・再就職の際のアピール材料となり、選考に有利に働くことがあります。
 検定試験のレベルは1級から4級まであり、どの級からでも受験することが可能ですが、2級の学習内容は3級で学ぶ内容がベースになるため、初学者が2級から挑戦した場合、難しく感じてしまうと思います。3級を取得してから2級に挑戦することをおすすめします。
短期合格!必勝パターン
 2級・3級の検定試験は、年間3回実施されています(毎年6月、11月、2月)。
 3級の検定試験は3ヵ月もあれば十分に合格可能であり、3級を合格後、2級試験を勉強すれば、3ヵ月で合格可能な知識が身につきますので、次のような流れで学習を進めれば、半年で2級の取得が可能です。

  8月学習開始 ⇒ 11月3級合格 ⇒ 2月2級合格

 特に3級では、最初に決まりごとをしっかりと理解すれば、あとは慣れるだけです。
 仕事や子育てなどで、まとまった時間を勉強に当てられない方も、30分の隙間時間を一日に数回とり、うまく活用していけば、上記のようなスケジュールで2級・3級を取得することができます。
基礎学習でつまずかない
 「急がばまわれ」というように、短期合格を目指す際にも、基礎の段階でわからないことを解決しておかないと、応用問題を解くことができません。そのためには、学習にあたっては、なるべく丁寧に解説してあるテキストを選ぶとよいでしょう。
 また、簿記の学習は頭で理解しただけでは本当に身についたものにはなりません。
 「腕を使って覚える」ことが重要です。簡単な練習問題を繰り返し、少しずつ応用問題にチャレンジしていきましょう。
 短期合格を狙う場合、基礎学習にかける時間は、2級・3級ともに1ヶ月を目安としてください。1日1単元など日割りのスケジュールを考えて実行ましょう。
1日1回は問題を解こう
 簿記では、問題を解いていく上で、手順を省略してしまうと計算が合わなくなってしまうことがあります。限られた時間の中で問題を解けるようにするためには、とにかく手を動かして問題を解いていくことが大切です。また、毎日問題にあたらないと解く力がなまってしまいますので、少なくとも意識の上では、毎日問題にあたるようにしましょう。
 簿記は反復練習すれば身につくものです。スキルが身についてくると、確実に問題を解けるようになります。正解をすると、パズルを解いたような快感を得ることができますよ。楽しんで問題演習を進めていきましょう。
 問題演習は、基礎学習よりも時間をかけて繰り返し行ってください。短期合格を狙う場合は、問題演習にかける時間は、2級・3級ともに2ヵ月が目安となります。解けなかった問題には、印をつけて再度挑戦していきましょう。
勉強をじっくり進めたい方に
 ここまで、短期合格法を中心にお話しを進めてきましたが、2級検定試験を半年くらいの時間をかけて受験される方も多くいらっしゃいます。少しずつ勉強を進めていく方法も、最後にご紹介しましょう。
 2級検定試験の基本知識を学ぶのには、一般的に最短で50時間程度かかると考えられます。毎日少しずつ勉強をすすめていく場合、最初の頃に覚えた内容を忘れてしまっている場合もあります。
 そのため、各単元を学習したら、基礎問題を解いていくことをお勧めします。特に、誤ってしまった問題については、何度も解きなおしをして、完璧に解けるようにしてから次の単元に進むようにしてください。こうすることで、「腕が問題を覚えている」状態になり、全体の見直しをするときに忘れてしまっている場所があってもすぐに思い出すことができます。
 経理などの仕事において、簿記の知識を活用したいと考えられている方や、より上位の会計資格の受験を考えられている方は、知識の抜けモレのないよう、時間をかけて勉強されたほうがよいでしょう。学習期間を半年とした場合、基本知識のインプットに2ヵ月、問題演習に4ヵ月をあてるようにしましょう。
日本マンパワーの通信教育なら、懇切丁寧な教材で基礎の基礎から学べます
 日本マンパワーの『日商簿記検定コース』は、手順の省略がなく、テキストがきわめてわかりやすいため、初めて簿記を学ぶ人でも戸惑うことなく基礎知識を理解できます。
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