中堅社員必須の3大スキルを身につけてキャリアを創る
[2015/07/28]
新入社員の頃はがむしゃらに仕事をしてきた。そのおかげで、ある程度仕事も回せるようになってきた。後輩も入社してきた。しかし今、余裕を持って仕事をするどころか、中堅社員として新たな責任ある業務に追われている。残業も一向に減りそうもない。
そんな時、ふと、ある思いが頭をよぎることはないでしょうか?
「こんなはずじゃなかった」
では、「どういうはず」だったのでしょうか?
入社数年を経たコアリーダー、いわゆる中堅層は、組織内で最大の階層を形成すると言われます。組織としては当然、将来的に経営幹部となることを期待していることでしょう。
ただ、当の本人はどうでしょうか? 数年働いてようやく、「なりたい自分と違うかも」と気づくケースは少なくありません。
もっともそれは、「なりたい自分」のゴールイメージを持っている人に当てはまることで、そもそも「なりたい自分」を思い描いていない場合は、「こんなはずじゃなかった、どういうはずでもなかったけれど」ということになりがちです。
そうした中堅層のみなさんにお勧めするのにぴったりな自己啓発ツールを見つけました。『組織の中核!コアリーダー 新世代リーダー必須の知識とスキル』という通信講座です。「なりたい自分」を探し、キャリアビジョンを確認、リーダーに求められる知識とスキルを磨いていく講座。どのようなものか、ぜひご参照ください。
コアリーダーの役割に合った業務能力を高める
『組織の中核!コアリーダー 新世代リーダー必須の知識とスキル』は、コアリーダー(いわゆる中堅層)を対象として、主体的かつ効率的に、役割に合った業務能力を高めるための通信講座です。なかでも、目標設定スキル、問題解決スキル、コミュニケーションスキルという3大スキルを高めることを目指しています。
このようにご紹介すると、「3つのスキルそれぞれにテキストが1冊ずつ用意されていて、それを読めば自己成長にも組織貢献にも役立つんだな」と思われるかもしれません。
確かに、一面ではその通りです。
しかし、この講座の特徴はそれだけではありません。むしろ、別の部分に最大の特徴があると言えます。それは、サブテキストの存在です。
本講座のサブテキストはワークシート集となっていて、テキストを読む前に取り組むプログラムとなっています。「サブ」と言うくらいですから本編ではないはずなのですが、これが「すごくよくまとまっている」としか言いようがないのです。
「なりたい自分」を具体化するワークシート
サブテキストには約30ものワークが詰まっていて、それらに取り組むことで、これまでの自分を振り返り、自分の価値観を見える化し、「自分は何を楽しいと思えるのか」というモチベーションの源泉を探ることができます。さらに、周囲の環境状況の分析、キャリアビジョンの作成、キャリア・プランの作成、自分磨きの方法、パーソナルネットワークの整理やチャンス獲得のヒントなどのワークも盛り込まれています。
いわば、「本来の自分らしさに沿った『なりたい自分』を具体化する」ために改めて自分と自分のキャリアが整理できる1冊と言えるでしょう。自分の思いを書き込んでいくだけで、きっと自分の価値観と理想像が詰まった宝物ができあがるのではないかと思います。
なお、サブテキストの執筆者は「キャリアカウンセラー養成講座」の講師ですから、ワークの効果はキャリア理論に裏付けられています。
具体的には、たとえば次のようなテーマで自分を再発見することができます。
・現在の自分と5年後の自分/・ライフラインチャート/ ・自分のこだわりを探る
・「自分マップ」/・自分の持ち味/・職務の棚卸し
・能力やスキルのセルフチェック/・モチベーションスキル/・ライフスタイル・チェック
・仕事上での価値観/・キャリア・アンカー/・自分にとっての環境変化
・他者から見た自分/・私の環境状況分析/・自分の中のこだわり(基準)リスト
・キャリアビジョン/・キャリア・プラン/・一週間の行動計画
・一週間のタイムマネジメント/・課題の整理/・自分なりの学びのテーマ
・パーソナルネットワーク/・自分の「プランド・ハプンスタンス」経験
〔サブテキスト〕
リーダーに求められるスキルを高める
一方、本編のテキストには、リーダーに求められるスキルをより高める考え方、事例、方法論が明快に解説されています。主な内容は次のようになります。
1 目標設定スキル
・明確な目標がキャリアアップを確約する
・“なりたい自分”を具体的に描く
・今の自分を正確に把握する
・目標達成に向けて自らを動機づける
2 問題解決スキル
・ビジネスにおける「問題」を整理する
・問題を「感知」する
・問題解決に向けての基本フロー
・問題解決のスキルアップに向けて
3 コミュニケーションスキル
・自分のコミュニケーションスキルを把握する
・効果的なコミュニケーションの基本
・他者を巻き込むコミュニケーション
・コミュニケーションスキルによる後輩指導
仕事を本質的に見直し、解決策を論理的に導く
3冊のテキストで特徴的なことは、うわべだけのノウハウではないことです。仕事や組織、リーダーのあり方や目指すべき方向性について、基本的な本質を突いていて、はっとさせられる記述に何度も出会います。ほんの一例となりますが、各テキストから1ヵ所ずつ抜粋してご紹介します。
1 目標設定スキル
○○さんには、なりたい自分についてのゴールイメージがない。この状態では、何をやっても、それが自分のキャリアアップにつながるのかを実感することはできない。なりたい自分は、他者から与えられるものではなく、自分の意思で思い描くことが出発点となる。
2 問題解決スキル
私たちは「問題」という言葉をけっこうあいまいに、便利に使っている。日常会話なら、会話そのものを楽しむという側面もあるから許容されよう。しかし、仕事では、問題は解決されなければならない。その解決すべき問題があいまいでは、解決のされようがないということになる。
3 コミュニケーションスキル
自己認識が意外と難しいのは、人は成長するからである。その過程で、自分もさまざまに変化する。いままでそうであると思っていたことが失われていたり、新たに獲得したことに気づかなかったりする。よって、定期的に自己認識をチェックし、自分自身の鮮度を保つことが必要となる。
〔テキスト〕
こうした基本的かつ本質的な懸念を投げかけた上で、スキルの基盤となる考え方からわかりやすく解説しています。
しかも、個人のキャリアと組織の目的とをていねいに照らしながら、解決への道筋を示してくれますので、読んでいて腹落ちできます。
テキストはそれぞれ100ページ前後。コアリーダーが考えるべき内容、取り組むべき内容が、さまざまな角度から示されています。同時に、テキストの左ページでは文章で解説、右ページではポイント抽出や図表で視覚的に解説というように、読みやすく整理もされています。
「なりたい自分」を改めて探り、組織の中核となるリーダー必須の知識とスキルを身につけることを図る講座。自分らしく自分を高める一助とされてはいかがでしょうか。