性格診断からわかる自分の「ストレスタイプ」
[2008/09/29]
現代はストレス社会だと言われます。みなさんはストレスがたまっていませんか?
実は、「どのようなときにストレスを感じてしまうか?」「ストレスがたまるとどのように反応になるか?」は、その人の性格によって異なるようです。
「私はあまりストレスを感じないタイプなんだよねぇ」という人もいるかと思いますが、そんな人こそ要注意かもしれませんよ。仕事が忙しくなったり、周囲の環境が変わったりすることがきっかけで、ストレスに悩まされ始める人もたくさんいますから。
そこで、まずは自分の性格診断から。
日本マンパワーには、人が生まれつき持っている変化しにくい<資質>と、環境や経験によって変化しやすい<態度>という2つの観点から、性格を診断するテストがあります。採用試験などで活用されている信頼性の高いテストです。このテストの簡易版をホームページで無料体験できますので、ぜひ試してみてください。
【性格特性と行動特性を把握しよう】
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https://biz.nipponmanpower.co.jp/cp/emp/at/lineup/type_an.php
この結果によって、みなさんのストレスタイプまでわかってしまうんです!
−4つの対人資質でわかるストレスタイプ−
検査の結果はいかがでしたでしょうか? 全42問の設問から、みなさんの「楽天性」「開放性」「達成への執着」「社交性」という4つの対人資質が、5段階評価およびパーセンタイル順位でグラフ表示されたはずです。
※パーセンタイル順位とは、標準得点の一種であり、受検者全体の分布の中で相対的にどこに位置するかを表わす方法です。たとえば「70パーセンタイル順位」の人は、得点は低いほうから数えて70%のところに位置しているということ。つまり、あなたより得点の低い人が70%いて、得点の高い人は30%いるということです。
この4つの対人資質それぞれについて、5段階評価を見てください。それによって、あなたのストレスタイプは次のように判断することができます。
●「楽天性」が1または2の人
A いつもビクビク神経質タイプ
●「開放性」が1または2の人
B 対人関係がストレスのひきこもりタイプ
●「達成への執着」が4または5の人
C 完璧主義が仇の几帳面タイプ
●「社交性」が4または5の人
D 自らストレスの種を撒くトラブルメーカータイプ
●上記のいずれにもあてはまらない人
大きなストレスに結びつくような性格的特徴は見当たりませんが、周囲の人たちにストレスを与えている可能性がないとはいえません。
AからDのタイプが、具体的にどのような職場環境でストレスを感じやすく、どのような反応を起こしやすいタイプかについては、以下のようになります。
A いつもビクビク神経質タイプ
<性格>繊細だけど傷つきやすくて敏感。過去の失敗や嫌な経験をいつまでも気にしたりします。
<ストレスを感じやすい職場環境>
失敗を責められる、積極的なチャレンジが要求される。
<大きなストレスにさらされた時の反応>
不眠、パニック障害などの神経症や、胃痛、食欲不振、肩こり、頭痛、めまい、吐き気などの心身症というかたちで不調があらわれやすいタイプです。人格まで否定するようなひどいハラスメントの被害に遭ったために、このような症状に悩まされるケースもあります。
B 対人関係がストレスのひきこもりタイプ
<性格>他人のことに無関心で、自分独りの世界に閉じこもってしまうタイプ。イマジネーションは豊か。
<ストレスを感じやすい職場環境>
対人接触が多くて密。
<大きなストレスにさらされた時の反応>
ひきこもりや対人恐怖、被害妄想などのかたちで不調があらわれやすいタイプです。対人恐怖症状が出ると、家族やごく親密な相手に対してはほとんど緊張が起こらないものの、近隣の住民やかつての同級生など、多少は顔見知りの相手を最も怖れるようになります。
C 完璧主義が仇の几帳面タイプ
<性格>執着心が強くて潔癖症。やり始めたことは、几帳面に徹底的にやり遂げなければ気がすみません。
<ストレスを感じやすい職場環境>
成果主義的で多忙。
<大きなストレスにさらされた時の反応>
作業能力や社会的関心の低下、睡眠障害、抑うつ状態、ノイローゼなどのかたちで心身の不調があらわれやすいタイプです。このタイプの人は、几帳面で強い責任感を持つ模範的な社員であることが多いのですが、仕事量が増えた場合に仕事の質を低下させることなく量をこなそうと無理をして頑張り続けようとするので、挫折しやすく、突然生きがいを喪失したりすることがあります。
D 自らストレスの種を撒くトラブルメーカータイプ
<性格>話好きで社交的。多少調子のよすぎる面もあり、深みに欠けるところがある。
<ストレスを感じやすい職場環境>
人間関係がドライ、デスクワークが多い。
<大きなストレスにさらされた時の反応>
このタイプは、明るく社交的で適応能力があることが多いのですが、お調子者の面が強く出てしまうと、他人の注意を引くために対人トラブルを繰り返したり、集団生活の場で周囲に迷惑をかけたりすることもあります。自分自身が他人にとってストレスの素となっていないか注意したほうがいいタイプです。
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ストレスを味方にできるよう、ぜひ上手に活用してください。