通信・映像・通学、あなたに最も適した学習は?
[2012/05/31]
現在、中小企業診断士の平成24年度受験申込の受付が行われています(6/4(月)まで)。これまで学習されてきたみなさんは、経営やビジネスについて論理的に理解・考察する力がすでに身についているはずです。これからは本試験に向けて得点力を磨く段階。合格すれば人的ネットワークも仕事の幅も大きく拡がりますので、集大成のラストスパートをかけましょう。
一方、来年度の試験を目指す方にとっては、学習をスタートする最適な時期となりました。例年、8月第1週が第1次試験となりますから、今から準備すればゆとりを持った学習計画を立てることができます。
これまで多数の合格者を輩出してきた日本マンパワーには、通信教育、映像スクール、通学コースの3通りの学習形態があります。その中で「自分はどの学習形態に合っているのか?」——講座運営スタッフの高橋哲史さんに、それぞれの特徴をうかがいました。
●今回お話を聞いたのは・・・
株式会社日本マンパワー
キャリアクリエイト部
高橋 哲史 さん
自分の性格や生活スタイルに合った学習形態を
日本マンパワーが中小企業診断士の受験指導を始めたのは1970年。以来、累計1万人以上の合格者を輩出してきました。そのノウハウを活かしながらみなさんのご要望にお応えしてきた結果、現在、大きく分けて次の3パターンの学習形態による講座をご提供しています。
(1)通信講座
(2)映像スクール
(3)通学コース
これら3パターンはいずれも同じテキストをベース教材としていますので、どれを受講されても合格に至る実力を養成することが可能です。ですから、自分の性格や生活スタイルに合った学習形態をお選びいただければと思います。
各学習形態がどのような方に合うのか、それぞれの特徴をご説明させていただきます。
充実した教材、1番人気の「通信講座」
まず通信講座は、充実した教材で構成されていて、日本マンパワーの中小企業診断士講座の中で最も人気のある学習形態です。初めて学習する方でも、学習マニュアルや著者が学習方法を説明するガイドDVDがありますので、安心してスタートできます。そして、テキストをしっかりと理解し、問題演習などに取り組んだ上で、オプションの模擬試験等を受験すれば、確かな実力を養成することができます。
基本的な学習スタイルは、テキストを読むことと、問題を解くことです。テキストはどこでも読めますので、通勤途中や空き時間も活用されるといいでしょう。そうした意味で、コツコツと継続的に学習することが得意な人に向いています。
ただ、独学となりますので、学習効率の点では少し回り道をするかもしれません。たとえば、テキストを読んでいてわからない部分が出てきた場合、質問票で質問できますが、回答までにタイムラグが生じてしまいます。ですから、通信講座をお選びになる場合には、なるべく早めに学習をスタートすることが望まれます。日程的に余裕のある今から学習を始められれば理想的です。
なお、通信講座には、1次試験だけを目指す講座、2次試験だけを目指す講座、1次・2次のストレート合格を目指す総合講座、自由に科目を選べる科目別講座など多くのラインアップがあります。
自宅のパソコンで授業を受けられる「映像スクール」
映像スクールとは、通学コースと同等の講義を収録し、みなさんにUSBメモリで提供することにより、ご自宅や外出先のパソコンを使っていつでも授業を受けられるというものです。講師は全員、日本マンパワーの通学講座で指導している現役講師ですから、安心して受講いただけるものと思います。
この映像スクールのメリットは、視覚と聴覚の両方から情報を得られるため、テキストの理解が深まることです。また、テキストの中でどこが重要かなど、本試験に向けたポイントを押さえた講義となっていますので、「重点を読み飛ばしてしまう」「重要でない部分に時間を割いてしまう」などを防止できます。ですから、効率的に学習を進めたい方に向いている講座です。講義の時間を目安とすることができますので、学習計画や時間管理をしやすいというメリットもあります。
ただし、通信講座に比べると、やや問題演習に関する教材が少ない構成になっています。そこで私たちは、次のような組み合わせで受講することをお勧めしています。
●通信講座と映像スクールを組み合わせた学習形態
(1)まず、通信講座を受講し、テキストを読む。
(2)独学ではテキスト理解が難しい科目だけを、映像スクール(テキスト無)を受講する。
この方法であれば、「テキストを読んで理解し、講義を聴いてさらに理解を深めるとともにポイントを把握、十分な問題演習で知識の定着を図る」という望ましい学習スタイルを実践することができます。また、映像スクールの受講料が割引となりますし、テキスト無しコースの場合には、重複する教材がほぼありませんので、経済的かと思います。
ストレート合格を目指すなら「6月開講通学コース」
一方、通学コースについては、
(1)定期的に教室に通うため、学習を継続しやすい。
(2)疑問が生じたら、その日のうちに講師に直接質問できる。
(3)仲間との比較で自分の習熟度を逐次チェックできる。
(4)事務局スタッフから学習法等のサポートを受けられる。
など、たくさんのメリットがあります。みなさんがもし通学できる状況にあれば、ぜひ通学コースをお薦めいたします。
なかでも、6月開講コースは、じっくりと学習を進めたい初学者の方、ストレート合格を目指す初学者にお薦めです。ゆとりのあるカリキュラムであるとともに、過去の弊社受講者の合否状況を調べると、ストレート合格する割合は6月開講コース(1次・2次ストレートコース)が非常に高いからです。
その理由の一つとして考えられるのは、早期から2次試験対策を行うカリキュラムとなっている点でしょう。それにより、2次試験向けの実力を養成できるだけでなく、1次試験で求められる知識の理解も深まるという、相乗効果が得られるようです。
もちろん、「この講座を受講すれば誰もが診断士に合格できる」というわけではありません。通信講座でも映像スクールでも通学コースでも、最終的には「自分がどれほど努力したか」が合否の大きなポイントとなります。
しかし、それゆえにチャレンジしがいのある国家資格だと言えるのではないでしょうか。たとえ結果的に一年で合格できなかったとしても、診断士の学習は自分の将来に大きなプラス効果をもたらすはずです。また、中小企業診断士の試験は、ほとんどの科目について、一年ごとに全く出題内容が変わるというものではありませんので、科目合格の積み重ねでの翌年合格という可能性も拡がります。
受講にあたって疑問点・不明点などございましたら、いつでも中小企業診断士講座事務局までご連絡ください。