ちょっと一息

診断士としての実践力を養うなら「登録養成課程」

29歳で独立開業「受講料の元はもう十分取れました!」

[2020/09/23]

 経営コンサルタントの国家資格、中小企業診断士。中小企業の経営課題解決に向けて、診断や助言を行うスキルを養えるのはもちろん、経営に関する知識を幅広く身につけることができるため、ビジネスパーソンに最も人気の高い資格だと言われています。
 中小企業診断士の資格取得に向けては、1次試験合格後に2つの方法があります。ひとつは、2次試験に合格して実務補習または診断実務従事を経る方法。もうひとつは、「登録養成課程」を受講する方法です。登録養成課程を修了すれば、2次試験と実務補習等が免除されます。
 それでは、登録養成課程とはどのようなものでしょうか? メリット・デメリットはどのような点にあるのでしょうか? 日本マンパワーの登録養成課程を修了し、29歳という若さで独立開業した岩坪清香さんにお話をうかがいました。ぜひご参考にしてください。

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●今回お話を聞いたのは・・・
 中小企業診断士(第13期登録養成課程修了)
 岩坪 清香 さん





自分自身の差別化を図るため、学生時代から受験

 私が中小企業診断士(以下「診断士」)の資格と初めて出会ったのは、大学2年生の時です。10年ほど前になります。私は経営学部に所属していましたが、研究室の先生が診断士の資格を持っていたのです。その研究室では、企業に製品の新たな使い方を提案する機会があり、誰かの相談に乗るという仕事に興味を持つとともに、先生からも診断士の受験を勧められました。ですから、実は在学中から受験をしていました。
 ただ、研究室の中で診断士を受験したのは私だけでした。診断士を取ろうと思った理由は、自分自身の差別化を図るためです。当時は就職活動が厳しい時期でしたから、「みんなと同じことをしていてはいけない」という危機感を、なんとなく肌で感じていたのだと思います。そこで、若い女性に有資格者が少ないイメージのある診断士にチャレンジしてみようと思いました。
 もっとも、在学中は勉強が足りず、試験にはまったく歯が立ちませんでした。

実践力重視の日本マンパワーの登録養成課程へ

 社会人になってからは、30歳までに合格していずれは独立開業することを目標に、本格的に勉強を始めました。「30歳」にこだわったのは、「若い」というアドバンテージを活かせると考えたからです。おかげさまで、1次試験は無事合格することができました。でも、2次試験は2回とも不合格。残された道は、1次試験からやり直すか、登録養成課程を受講するかしかありません。
 そこで、日本マンパワーの登録養成課程の説明会に参加しました。ただ、参加している方々に年配の男性が多く、怖気づいてしまいました。
 「こんな社会経験豊富な人たちと肩を並べて学ぶ自信がない・・」
 そんな感情が先走ってしまい、1次試験を受験し直しました。それまでの学習で知識は定着していたので、1次試験は通りましたが、またもや2次試験で足踏みしました。そこで、登録養成課程を受講するかどうか、もう一度考え直してみました。
 「今、診断士資格を取れなければ、自分の人生はどうなるだろう?」
 「年配の男性が多いという理由で、諦めていいのだろうか?」
 「独立開業したいのであれば、勇気を出して受講すべきではないか?」
 逡巡した結果、どうしても取りたい資格であり、登録養成課程は実践力が身につく学びであると判断し、受講を決心しました。
 登録養成課程はほかの機関でも提供していますが、いろいろな方からお話をうかがうと、日本マンパワーが最も実践力を重視しているようでしたので、こちらにお世話になることにしました。

理論で知識を深め、実践で使える力を磨く

 私は第13期生で、2019年3月から1年間学びました。初めての授業の日は緊張しましたが、クラスメイト24人の中に私以外にも女性が2人いて、少しほっとしました。私が最年少ではありましたが、年齢が比較的近い方もいましたし、みなさんが優しくいろいろなことを教えてくれました。以前、「年配の男性が多い」と怖気づいていたことが、まったくの杞憂だったことを痛感しました。
 授業は、火曜・木曜の18:45〜21:45と土曜の10:00〜17:00の週3日です。毎回、異なるメンバーで6人1グループになり、座学とケーススタディのディスカッションでみっちりと鍛えられます。理論で知識を深め、実践で使える力を磨くカリキュラムだといえます。ディスカッションでは、クラスメイトのみなさんのものの見方や考え方も学ぶことができ、とても参考になったと同時に刺激になりました。

1社につき約3週間の診断実習を計5社

 7月からは診断の実習が始まりました。実習では8人が1グループになります。製造業・流通業など合計5社を訪問し、1社につき約3週間かけて、経営者ヒアリング→現場調査→課題検討→改善策検討→報告書作成→最終プレゼンテーションを行います。私たちにとっては実習でも相手先の企業様はそうではありませんから、全力を振り絞って診断します。この実習は本当に貴重で、何物にも代えがたい経験となりました。
 まず、私はサービス業でしか働いたことがないので、他業種の現場を見学・調査させていただくだけで勉強になりました。もちろん、診断の進め方もよくわかりましたし、フレームワークなどの理論を実践でどのように使うのかも、実体験で学ぶことができました。
 そして何より大きかったのは、メンバーが意見を出し合い、本気で議論し、最終的な診断にどのように導いていくかを学べたことです。8人いれば、8通りの意見が出ます。つまり、自分以外の意見を7通り聞けるわけです。
 リーダーになると意見調整もしなければいけないので、さらに勉強になります。私も一度リーダーになりました。ただ、正直、非常に辛い思いをしました。異なる意見をまとめるのが、予想以上に難しかったからです。でも、講師の先生が理論を使用した調整方法などを非常に丁寧に教えてくださいましたので、議論をまとめていくことができました。辛くて厳しい経験だったからこそ、しっかりと身につき、今でも実務に活かせていると思います。

29歳で個人事業主として独立開業

 そうして、2020年3月に登録養成課程を修了しました。29歳でしたから、当初の「30歳までに合格する」という目標を達成することができました。
 また、その後すぐに、個人事業主として開業しました。独立開業できたのは、まさに登録養成課程のおかげです。社会人経験が浅く未熟だった私に、「実践を通してこれほど学び成長できたのだから、独立してもやっていける!」という自信を与えてくれました。もし2次試験に合格していたら、実践への不安が残り、独立するのはもっと先になっていただろうと思います。
 また、診断士の世界では、自分と異なる専門分野を持つ診断士を紹介したり協働したりするケースが多いため、クラスで仲間ができたということも、独立を後押ししてくれました。きっと、今後においても貴重な財産になるはずです。
 本当に、登録養成課程を受講して良かったと思います。受講料の元は十分に取れました。
 おかげさまで現在は、講師の先生を含むさまざまな方からの紹介や、パートナー企業との契約などによって、お仕事を受注することができています。新型コロナの影響により、各種補助金の申請に関するお手伝いや、オンラインセミナー等の講師もしています。
 今後はさらに経験を積み、創業支援や健康経営支援などの分野にも間口を広げていきたいと考えています。そうして、日本経済の活性化に微力ながらも貢献できれば幸いです。

自分の長所を伸ばす機会にあふれている

 この記事を読むみなさんの中には、おそらく「登録養成課程を受講しようかどうか」と迷っている方がいらっしゃると思います。でも、迷っているということは、すでに何らかのお考えがあってのことではないでしょうか。そうであれば、説明会に参加して、前向きに検討するのが望ましいように思います。特に独立開業を目指す方には、1年間かけてじっくりと「中小企業のために何ができるか」を考えて実践できる日本マンパワーの登録養成課程をお勧めします。
 少なくとも私にとっては、登録養成課程にはメリットしかありませんでした。得ることばかりの1年間だったと思います。もっと早く登録養成課程を選択すれば良かったと感じています。
 若い方であっても女性であっても、やりにくさは感じられないはずです。自分の長所を伸ばす機会にあふれていますので、勇気をもって飛び込んでみてはいかがでしょうか。
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