講座を選ぶ

講座を選ぶTopics講座を選ぶTopics

資格や講座に関する最新情報

全てのTopicsを表示

【 メンタルヘルスマネジメント検定情報 】 メンタルヘルス・マネジメント検定試験の対策は万全ですか? 

2009/03/11

いよいよ、今度の日曜日に第6回検定試験が行われます。

公式テキストの重要ポイントは覚えられましたか。
一度読んだだけでは、なかなか頭に入らないと思いますが曖昧なところを自分で書き出してまとめたり、繰り返し声に出して読むだけでも、知識の定着には有効です。


今回は、過去の検定試験より問題を抜粋し解説いたしました。
試験前のこの時期に、ぜひチャレンジしてみましょう。


■第II種・・・第4回検定試験より〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

【問題】
 部下のメンタルヘルス不調が疑われた時の管理監督者の対応として最も適切なものを次の中から一つだけ選び、解答用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。
  
  (1)部下が相談中に「頭が混乱して何も考えられない。この世から消えてしまいたい」と強い困惑状態を示した場合は、本人をひとりにさせないようにして精神科を受診させる。

  (2)部下が自殺のサインがあるにもかかわらず受診を拒否した場合は必ず本人の了解をとって家族に状況を説明し、受診させることを了承してもらう。

  (3)部下に自殺の恐れがある場合は、1時間でも早く受診させる必要があるので、職場の者だけでも強引に受診させる。
 
  (4)部下が幻覚妄想状態で興奮している場合は、時間をかけて本人が落ち着くのを待ち、その上で受診させる。


【解答】:(1) [公式テキスト参照ページ P.183-186]
  
  (1) 記述のとおり。
  
  (2) 自傷他害の恐れがある場合は、必ずしも本人の同意がなくとも家族や最小限の関係者に事情を話し、サポートを得る必要がある。
    よって、この選択肢は誤り。
 
  (3) 確かに早い受診は必要だが、できれば家族に連絡を取り、家族の要請を受けて職場の者が力を貸したという形をとることが望ましい。
    よって、この選択肢は誤り。
 
  (4) 幻覚妄想状態で興奮している場合は、深刻な事故の起こる危険性が高いといえるので、できる限り早く精神科を受診させなくてはならない。
    よって、この選択肢は誤り。
  
  [総合解説]
  緊急性の高いケースにおいての守秘義務のあり方、家族への連絡の仕方については、公式テキストを読み理解しておくこと。また、本人からも家族からも協力が得られない場合の対応や、医療保護入院、措置入院などの制度についても覚えておくこと。




■第III種・・・第4回検定試験より〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 【問題】
 ソーシャルサポート(社会的支援)の充実を図るための考え方として、最も適切なものを次の中から一つだけ選び、解答用紙の所定欄にその番号をマークしなさい。

  (1)職場では、上司や同僚と良好な関係をつくるよう努力していれば、自分がサポートを必要としている時には黙っていても助けてくれる。
  
  (2)ソーシャルサポートは重要であるが、他者からのサポートに頼り切るのではなく自分でも課題解決に向けた努力をする必要がある。

  (3)産業医、看護師、心理カウンセラーといった職種の人は専門家であり、困った時にサポートしてくれる立場にあるので、日頃からこうした専門家との人間関係は特に気にしなくてよい。

  (4)なんとなく他者とうち解けにくいと感じている人は、ソーシャルサポートを高めるために無理にでもうち解けようと努力するほうがよい。



 【解答】:(2)  [公式テキスト参照ページ P.66-71]

  (1) 「困っている」と相手に伝えることが必要である。よって、この選択肢は誤り。

  (2) 記述のとおり。

  (3) 日頃から挨拶などはきちんと行っておくなど、ソーシャルサポート源として見直し、親しくつきあうように努めることが必要である。
    よって、この選択肢は誤り。

  (4) 無理にうち解けようとするのではなく、徐々に理解しあえる状態をつくるよう心掛けるのが正しい。よって、この選択肢は誤り。

  [総合解説]
  ソーシャルサポート源を増やしたりサポートされる力を増大させたりすることは、ストレスを防ぐための重要な要因である。メンタルヘルスの維持・向上のためには日頃からソーシャルサポートの充実を図っていく必要がある。


検定試験の過去問題は、いかがでしたか。

本試験では、テキストを中心に出題されますが、時には、テキストに載っていないような応用問題が出題されることもあります。
そのため、できるだけ知識を確実にしておき、問題を解く際は、絶対に間違っているもの、または、正しいものを、まずは選択肢から消去法で消しておき、残った選択肢の中からは、どちらがより間違っているか、または、より正しいか、の基準で解答を導く方法を身につけておくとよいでしょう。


試験に際し、皆様がこれまで学習された力を発揮され、合格をされることをお祈り申し上げます。


(株)日本マンパワー 講座開発担当