大学卒業後、株式会社D2Cへ新卒入社。広告商品のプランナーを経て人材開発部(人事)へ異動。現在は採用チームのリーダーとして、新卒採用からキャリア採用まで幅広く担当する。キャリアコンサルタント資格取得後は社内メンバーと共にキャリア相談窓口を立ち上げ。本業以外では欧州サッカーについて情報発信をするPodcast番組『FOOT ON AIR』を運営。
もともとのきっかけは、社内にキャリアコンサルタントの資格を取得した先輩がいたことです。ぼんやりと資格のことは知っていたものの、取得に必要な条件や学習内容等は詳しく理解していない状況でした。その先輩が社内で公開されたインタビュー記事で資格について語っており、自分も本格的に勉強してみたいと思い通学を決意しました。受講当時は29歳でしたが、20代後半の大半を費やした人事領域での経験と学びを体系化するために、資格取得に向けてマンパワーさんの扉をたたいたことが始まりです。
マンパワーさんを選んだ理由は、通学のしやすさと柔軟性です。仕事が忙しい中で通学を継続できるか不安があったため、オンラインと通学を適宜振り替えができる制度に魅力を感じました。結局は選択したコースを欠席することなく講座を修了しましたが、自分の状況に合わせてスケジュールを組みやすいことは「安心感」に繋がっていたと思います。スクーリング期間が終了した後も、試験対策の講座に複数参加させていただきました。講師の皆さんのフォローも手厚く、クラスのメンバーも魅力的な方ばかり。マンパワーを選んでよかったです。
講座の内容はインプットとアウトプットのバランスが良く、毎回の講座後は良い疲労感を得られる非常に充実した土曜日でした。キャリアに関する理論や知識の整理だけでなく、受講生同士のロープレやグループワークも多く、ただ座って勉強するだけでは得られない生の学びを多く受け取ることができました。講座を担当してくれた講師とサポーターも現役のキャリアコンサルタントでしたので、現場での体験はもちろん、受講生それぞれに寄り添ったフォローをいただけたことが現在にも活かされています。
受講生同士の繋がりは、卒業した現在も続いています。試験前の情報共有はもちろん、資格取得後に活動の報告をしたり、卒業後は集まれるメンバーで飲み会を開催したりしました。自分が所属したクラスは私が最年少でしたが、近い年代の仲間だけでなく社会人の大先輩たちと同じ教室で学ぶことができたのは貴重な体験でした。自社内に留まっていては作れなかった繋がりとなり、身近な越境体験として楽しく通学できたことが思い出になりました。
試験については、毎日少しだけでも良いから机に向かうことを意識しました。仕事や家庭との両立で勉強時間を確保することが難しいと誰もが不安になると思いますが、スクール卒業後は過去問演習を中心に問題に慣れること、繰り返し問題を解いて知識をブラッシュアップすること、そしてマンパワーさんが開催する論文とロープレの練習会にも参加することで何とか継続することができました。勉強期間中も所属していたクラスの受講生同士で情報共有をしていたので、孤独感を抱くことなく勉強に向き合うことができました。
この文章を読んでいるということは、少しでもキャリアコンサルタントの資格取得に前向きな人が多いのかなと思います。もし勉強や受験に向けて不安がある方は、ぜひ一歩踏み出してみることをお勧めします。自身のキャリアを体系的に振り返るきっかけになると思いますし、キャリアだけでなく日常的な人間関係や交友関係にも役立つ対話のスキルも身につくと思います。
僕自身も20代でキャリアに対して特に自信もない状態で勉強をスタートしましたが、周りの受講生の皆さんから知識と経験を分けていただき貴重な「週末越境体験」となりました。難しさよりも楽しさが勝った、そんな受講体験を皆さんにも味わって欲しいと思います。もし機会がございましたら、受講後や資格取得後に皆さんとキャリアについてお話しができたら嬉しい限りです。
まずは現在所属する会社の人事業務に活かしていきたいです。現在は新卒採用やキャリア採用で学生さんや候補者様と会話する機会を多くいただいておりますが、自社の発展のための採用だけでなく、向き合う学生さんや候補者様の未来と会社の成長がリンクするような本質的な採用活動を実現していきたいと思います。その礎となる知識の整理を、キャリアコンサルタントの資格取得の過程で身につけることができました。
さらに将来は、キャリア支援を通して社会貢献を実現していきたいです。人事職は直接的に経済活動を行う職種ではないかもしれませんが、キャリア支援や主体的なキャリア形成を支援する取り組みを通じて活き活きと働く人を増やし、間接的に社会貢献につながるような仕事を継続していきたいと思います。